Google Search Console (旧称:Google ウェブマスターツール) の登録方法
2016/08/14
「Google Search Console」は以前は「Google ウェブマスターツール」と呼ばれていました。
「Google Search Console」を使うとウェブサイトが、どんなキーワードで検索されているかが分かったり、Googleのインデックスに登録されている状況が分かったり、Googleでの検索で最適化するように設定できたり、他にもいろいろな機能があります。
ウェブサイトをGoogleで検索されやすくしたい人には必須のツールです。
無料で使用できます。
ここに書いてある内容は2015/06/30現在のものです。
サービスの変更により操作方法や機能は変わる場合があります。
Google Search Consoleに登録
Google Search Consoleはこちらからログインできます。
https://www.google.com/webmasters/
Google Search ConsoleはGoogleアカウントがあればログインできます。
持っていない場合は作る必要があります。
Google Search Consoleにログインすると初めにプロパティを追加することを促されます。
自分は最初「プロパティ」って何?と思いました。
ここでの「プロパティ」はGoogle Search Consoleを利用して検索パフォーマンスを改善したいウェブサイトのことです。
プロパティの追加にはそのウェブサイトが本当にログインしたユーザーのウェブサイトかどうか所有権の確認が行われます。
自分の場合Google Analyticsを先に利用していてそのトラッキングコードをウェブサイトに埋め込んでいたため特に面倒なことはなく画面に表示されるおすすめの方法をクリックしていったら確認が完了しました。
Google Analyticsなどを利用していなかった場合は専用のメタタグをウェブサイトに埋め込んだり専用のhtmlをウェブサイトのサーバーにップロードしたりする必要があります。
プロパティの追加後に行うこと
プロパティを追加すると1件のメッセージが来ますのでそのメッセージにしたがって進めます。
メッセージにあるボタンをクリックすればその設定画面に行けます。
メッセージは次の5つのステップになっています。
- ウェブサイトの全バージョンを追加する
- 優先するバージョンを選択する
- ターゲットとする国を選択する
- 同僚にアクセス権を付与する
- サイトマップ ファイルを送信する
1. ウェブサイトの全バージョンを追加する
wwwが付いたアドレスと付いていないものを追加します。
最初のプロパティの追加で1つは登録されているのでもう一つプロパティを追加します。
自分の場合最初のプロパティの追加で「http://sikoudasu.com/」を登録したので「http://www.sikoudasu.com/」というwww付のアドレスのプロパティを追加しました。
2. 優先するバージョンを選択する
www付と付いていないドメインで内容が同じページを表示するサイトの場合どちらを優先するかを選択します。
www付と付いていないドメインで内容が違うページを表示するサイトであれば優先を指定しないようにします。
自分の場合sikoudasu.comを選択しました。
3. ターゲットとする国を選択する
ヘルプを見た限りではターゲットとする国を設定していなくてもGoogleはドメイン名やIPアドレスや位置情報やリンクなどから自動で判断するようです。
自分の場合海外から日本語が出来る人が検索した場合にどのようになるかがわからないので設定しませんでした。
ドメインが.comなどの国際ドメインでサーバーが海外にあってターゲットは日本などの場合は設定したほうが良いようです。
あるいは、サーバーが日本にあってターゲットは別の国などの場合も同じです。
4. 同僚にアクセス権を付与する
これは自分一人でしか利用しないという場合はなにも設定しなくてよいです。
自分の場合なにも設定しませんでした。
別の人も利用する必要がある場合には設定します。
5. サイトマップ ファイルを送信する
サイトマップ ファイルというのは、Google及びその他の検索エンジンにウェブサイトのページ構成を伝えるためのファイルです。
人が見る用のサイトマップとは別のものです。
必ず作る必要はありませんが、作っておいた方が検索されやすくなるようです。
またサイトマップをSearch Consoleに追加しておくとGoogleのインデックスの登録状況を確認できるようになります。
WordPressの場合は、Google XML Sitemapsというプラグインをインストールして有効化すると自動でサイトマップが作成されます。
自分の場合この方法でサイトマップを作成しました。
ブログの場合はRSSまたはAtomフィードのURLをサイトマップとして使用できます。
通常のウェブサイトの場合はヘルプを参考に手作業で作成するかツールで作成します。
サイトマップを作成してくれる次のようなサービスもあります。
サイトマップを作成したらSearch Consoleにサイトマップを追加します。
robots.txtでサイトマップの指定
robots.txtは検索エンジンのクローラーにアクセスされたくないページなどを設定するのに使用しますが、サイトマップの存在をクローラーに知らせるのにも使用します。
詳しくは次のウィキペディアのページを参考にしてください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Robots_Exclusion_Standard
WordPressでGoogle XML Sitemapsを使用している場合はrobots.txtは自動で作成されます。
WordPressでのGoogle XML Sitemapsプラグインの設定
他のサイトでルートのrobots.txtからサイトマップのアドレスを確認すればサイトマップを見ることができます。
そこで自分は、WordPressで出来た他の有名ブログのサイトマップを参考にしてGoogle XML Sitemapsを設定しました。
終わりに
自分は、以前からGoogle ウェブマスターツールを利用しようと思っていました。
そしてやっと今日(2015/06/30)になって利用しよと思い、まず「ウェブマスターツール」で検索して使い方を説明してくれているサイトを見ました。
そこからリンクされているウェブマスターツールのページに行くとそこには「ウェブマスターツール」とはどこにも表記されておらず「Search Console」と表記されていました。
あれ?別のところに飛んじゃったのかなと思ってそのページは一旦閉じていろいろ調べて見たら「ウェブマスターツール」が「Search Console」という名前に変わっていたということを知りました。
せっかくの沈黙のWebマーケティングのボーンさんの技が…って思いました。
これからは「ウェブマスターツール!」ではなくて「サーチコンソール!」です。
名前が変わった理由は公式ブログに次のように書かれていました。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/05/announcing-google-search-console-new.html