冷蔵庫のドアの閉め忘れ防止アラームは必ず鳴ると思ってはいけない
2016/09/01
最近の冷蔵庫 (冷凍冷蔵庫) は、ドアを開けっ放しにしておくとドアアラームで知らせてくれますが、開いていたら必ずドアアラームが鳴ると思い込んでいると、とんでもないことになることがあります。
今回の冷蔵庫 (冷凍冷蔵庫) の状態
今回の冷蔵庫 (冷凍冷蔵庫) は、3 ドアで一番下が引き出し式の冷凍室になっています。
冷蔵庫が置いてある場所は台所です。
自動製氷機が付いていて、貯氷コーナーは、ほぼいつでも氷で一杯です。
異音で異常に気付く
ある日の晩、居間にいるときに、台所には、誰もいないのに、台所から、普段は、聞いたことがない音が聞こえました。
居間は、台所の隣です。
どんな音かというと、浅い水たまりに氷が落ちるような音です。
擬音で表すと、ポチャとカタッが合わさったような音です。
冬に、夜間に出来たつららが日中の日の光で溶けてきて地面にできた水たまりにつららの一部が落ちるような音です。
音が聞こえた、1 回目は、「なんだこの音は?」と思いましたが、それ以上気にしませんでした。
2 回目に音が聞こえた時は、確認のために、台所に行きました。
台所で氷がある場所と言ったら、冷蔵庫の冷凍室です。
冷凍室のドアが数ミリ開いていた
冷蔵庫の冷凍室を確認したら、ドアが数ミリ開いていました。
冷凍室を開けて中を確認すると、貯氷コーナーの氷が一部溶けて水が溜まっていました。
異音の原因はこれのようです。
貯氷コーナーの氷が溶けて貯氷されていた氷が崩れるときに出ていた音だと思われます。
冷蔵庫の近くだと、ジューという、熱した鉄板に水を垂らして水が蒸発するときの音みたいな音も聞こえました。
この音に関しては、取扱説明書に「霜取りの際に水が蒸発する音」と説明がありました。
冷凍室の食品は、溶け出していました。
もし、朝まで気が付かないでいたら、冷凍してあった食品を完全に溶かしてしまい、ダメにしてしまうところでした。
冷凍室内は食品の包装袋も含めそこらじゅう水滴 (露) だらけでした。
昔の冷蔵庫だと冷凍室のドアを少し開けた状態で放置していると、冷気が逃げているのに冷凍室を頑張って冷やそうとして冷凍室が霜だらけになったりして別の意味でとんでもないことになります。
また、霜が内部の冷却ファンなどについてそれが動作しなくなり冷えなくなるなどの故障の原因にもなります。
冷却ファンなどに霜がついて冷えなくなった場合は、霜を取り除くために、中に入っているものは全部出して、電源プラグを抜いて全部のドアを開けて数日放置しておくとか、ドライヤーで内部を温めるとかの修理方法があるようです。
通常は、電源プラグを抜いて全部のドアを開けて数日放置しておく方法の方がいいようです。
ドライヤーで内部を温めるのは、下手をすると悪化させる場合があるので、どうしても緊急に復活させたい場合など以外はやらないほうがいいようです。
最近の冷蔵庫は、賢くできているのか、この冷蔵庫は、冷凍室を冷やそうとしていませんでした。
貯氷コーナーの氷を全て出して、タオルで氷が溶けた水を吸い取り出して、冷凍室をしっかり閉めました。
冷凍室のドアをしっかり閉めて数分経ってからコンプレッサーが動き出しました。
次の日の朝に確認したら問題なく冷えていて貯氷コーナーには、自動製氷機で作られた氷がありました。
水滴をしっかり拭いていなかったため水滴が凍っていろんなところがジャリジャリしていました。
ジャリジャリしていたのは、霜取り機能のおかげか数日でジャリジャリしなくなってきました。
ドアアラームは鳴らなかった
この冷蔵庫は、3 つのドアどれでも開けっ放しにしておくとドアアラームが鳴ります。
今回の冷凍室に関しては、ドアアラームが鳴りませんでした。
開き方がほんのわずかな場合だと、開いていることを検知しないようです。
以前、ベビーカーが、電車のドアに挟まったまま電車が出発したという事故がありました。
ベビーカーには、人が乗っていなかったため、けが人はいませんでした。
電車のドアは、閉まる際に何かを挟んだ場合はそれを検知できるようになっています。
検知するのにあまりシビアだと、何も挟んでないのに挟んだかのような検知をしてしまったりするので、ある程度以下は検知しないようになっています。
この事故は、挟んだベビーカーのパイプがその検知しないぐらいの太さだったためと、人為的な確認ミスで起きた事故でした。
今回の冷蔵庫の件はこれに似ています。
ドアアラームが鳴るからといって油断してはいけない
ドアを開けっ放しにしておくとドアアラームが必ず鳴ると思って油断をしていたためこんな失敗をしました。
これ以来は、しっかりと閉まっているのを確認しています。